こんばんは。PITの松原です。
今日は競争が激しいスマートフォンのOSについてお話します。
日本ではiPhoneの一人勝ちが続くスマートフォン市場ですが、世界的にみるとAndroidのシェアが圧倒的です。
2013年Q4の世界主要国のOS別スマートフォン販売シェア、日本では68.7%がiPhone
こちらの記事によるとAndroidのシェアは約7割を占め、圧倒的な存在感を示しています。 一方で気になる点としてはiOSのシェアが下がるのと同時に、Windowsのシェアが伸びてきていることです。 イタリアではiOSのシェアを超えたとの話もあります。
そこで日本では当面発売される見込みはありませんが、WindowsPhoneが世界的に流行りそうな理由を3つ挙げてみます。
1.iPhone,Androidと違ったインターフェースが新鮮
Windows Phone 8のスタート画面は「最高にエレガント」
Windows8のタイル上のスタートメニューは登場当初酷評されてきましたが、スマートフォン上の画面を見る限り、 見飽きたiOS,Androidのそれとはまったく違い新鮮な印象を与えます。
また、従来はトップ画面の背景を設定できませんでしたがWindowsPhone8.1からは背景画像を設定できるようになり、 より自分好みにカスタマイズできるようになっています。
2.OSのライセンスが無料となったので低価格
マイクロソフト、小型タブレットとスマートフォン用Windowsを無料化。
4月に行われた開発者イベント「Build 2014」 のオープニングキーノートで発表された通り、9インチ以下の端末ではWindowsのライセンスが無償化されました。 これまでソフトで稼いできたMicrosoftですが、サービス志向に舵を大きく切り直した象徴的な出来事です。 これにより端末代金に上乗せされていたライセンス料が無くなりますので、競争力のある価格設定が出来るようになります。 日本のように高い端末が飛ぶように売れる市場ではあまり関係ないかもしれませんが、新興国などで一気に普及が進む可能性があります。
3.Nokiaの買収が完了し、ハード、ソフトの最適化が進む
米Microsoft、Nokia買収を完了~2万5000人の従業員が加わる
4月25日にNokiaの買収を完了し、これからはMicrosoft Mobileというブランドになるようです。 これにより今まで以上にハードとソフトの最適化が進むことになります。 もちろんWindowsPhoneは他社にも供給するので、MicrosoftMobile製のスマートフォンが特別優れたものになるとは考えにくいですが、 それでも自社製品なので微調整が出来ると思うので、機能的にすぐれた製品になることが想像出来ます。
このようにWindowsPhoneが普及しそうな話題が沢山あるので、今後とも動向をチェックしていきたいと思います。 また、Microsoft自体、CEOが変わりソフトからサービスへ大きく軸足を移してきており、その動向もチェックしていきたいですね。