ラグビーやサッカーの中継を見ていると、
選手の背中の部分が、四角く飛び出ていることがあります。
筋肉って鍛えると四角くなるの…?
いえ、そうではなくて、四角く飛び出てるのはGPSを活用したトラッキングシステムの端末なのです。
GPSで選手のうごきを把握!
GPSは、グローバル・ポジショニング・システムの略で、人工衛星を利用した測位システムのことです。
いまではカーナビやスマートフォンの地図機能などで、すっかり身の回りに普及していますね。ランニングなどでGPSウオッチを使うこともありますが、今日は、ラグビーやサッカーなど、もっとスピーディーなスポーツでGPSを活用している例をご紹介します。
まずはこちらをご覧ください。
タンクトップのようなホルダーを着て、背中の部分に重さ約80グラムの端末を装着します。
この端末、GPSのほかにもさまざまなセンサーを内蔵しており、距離、スピード、スプリント回数、インパクト回数(コンタクト)、心拍数、位置(ポジショニング)などを測定できるのです。
測定したデータは、パソコンで分析できます。試合のエリア別や時間帯別に、選手のパフォーマンスを定量的に分析することが可能です。また、練習中も測定することで、練習メニューの負荷をコントロールすることができるのです。スグレモノ!
GPSports社の「SPI HPU」という製品が有名。お値段は5台で170万円です。
http://www.4assist.co.jp/gpsports/gpsports_top2.html
自分の行動が、データとしてすべてガラス張りになることを想像すると何となく気が抜けないけど、強いチームになりそうですね。
スポーツでGPSを活用している例のご紹介でした。