1.イントロダクション
突然の告白から始めますが、「CAD」で画像検索した検索結果をみると、ものすごくどきどきワクワクします。
設計思想からディテールまで考え抜き、それを目に見える形に落とし込んだ造形の美しさ。
そして、先人たちの思考の積み重ねを一度に見られる贅沢さ。
世の中にモノがある限り、設計という仕事はあるのだなあと感慨深く思います。
メカニック大好き・プラモデル大好き男子の皆さま、女子の皆さまも、ご興味ありましたらぜひご覧くださいね。
https://www.google.co.jp/search?q=CAD&tbm=isch
2.CADとは
「CAD」computer-aided design とは、コンピューターを使って設計をすることを指します。設計した図面などの成果物を、先ほどのイントロダクションで挙げたようにデジタルで管理することで、情報の共有・検索・再利用がしやすくなるのです。
それに加えて、製造業などの企業の部署間で、リアルタイムで情報連携できるようになり、設計リードタイムを短縮する効果が見込めます。
(→このように情報を連携しつつ設計や製造を同時並行で進める開発手法のことを「コンカレントエンジニアリング」と言いますね)
3.CADの種類
ところで、CADソフトって、何を作るときに使っているのでしょう。
モノづくり全般、と言えますが、ひとくちにモノって言っても大きさ、用途、千差万別です。ですので、CADも得意分野が分かれているのです。
- 機械系CAD … 自動車、飛行機、家電製品など工業製品の設計で使用
- 建設系CAD … ビル、マンション、住宅など建築物の設計で使用
- 電気系CAD … 電気配線、基盤などの設計で使用
- その他 … 服飾、看板などのデザイン系など
上記のように分類できます。たしかに、精密部品と建築では、サイズも求められる精度も違いますもんね。
以上、3分で理解する!「CAD」の入り口でした。