こんばんは、PITの松原です。
最近格安スマホ、格安SIMが騒がれています。 格安SIMのサイトを覗くと、「月額980円!」のような、
キャリアのスマホのプランに入っている人には目を疑う刺激的な金額が飛び込んできます。
そこで今日は格安SIMを扱っているMVNOと、格安SIMについてお話します。
MVNOって何だ?
MVNOは仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)の略称で、簡単に言うとドコモ、au、ソフトバンク等の回線を借りて通信サービスを提供する企業の事です。
代表的なMVNO業者として、日本通信、ニフティ、So-netなどのデータ通信系とジュピターテレコム、イーモバイル、NTTコミュニケーションズなどの音声通話系の2種類があります。
このようなMVNOが近年成長してきている背景として、スマホ料金が高い中、キャリア、MVNO事業者、サービス利用者の3者の思惑が一致したことが原因として挙げられます。
・キャリア:構築したネットワークを有効活用出来る
・MVNO事業者:回線設備の負担が無くサービスを提供出来る
・サービス利用者:通常のキャリアよりも安価にサービスを受けることが出来る
格安SIMってどれぐらい安いの?
単純に料金だけを見てみると一般的な通信キャリアのスマホのプランを見ると、基本使用料などを含めると6,000~7,000円ぐらいになります。一方、格安SIMはこちらのサイトにまとめがありましたので見てみると
MVNO、オススメを厳選!格安SIMの比較!あなたにあったSIMを提案します【随時更新予定】
一番安いDTIが月額504円、一番高いU-mobileで1,814円ということで幅はありますがキャリアのプランに比べると3分の1から4分の1ぐらいとなり、とにかく安いです。
安いのにはワケがある?
さて、圧倒的な安さを見せるMVNOの格安SIMですが安いのにはワケがあります。先ほどのリンクを改めて見て頂くと分かりますが、通信速度、通信量の制限がキャリアのプランと比べると低いことがわかります。
キャリアが提供するLTEですと通信速度は150Mbps、制限は一月7Gぐらいが標準的なプランになりますが、
150Mbpsの通信速度のMVNOはOCN,IIJの2社のみ、制限も一日制限だったり、月1G制限など、ヘビーユーザーにとっては物足りないスペックとなっています。動画でも見たらあっという間に制限に引っかかってしまいます。
どんな人が向いているのか?
このように安いけど通信速度、通信量に制限がある格安SIM。どんな人に向いているのでしょうか?
私は次のような人に向いているのでは、と考えております。
・電話はガラケーで通話中心に活用
・作業場となる自宅、職場には無線LANが整備されている
・外出先でメール、SNSのチェックなど最低限のコミュニケーションに活用
このような人は通信コストを下げつつ外部での情報収集も行え、格安SIMの良さを活かせるでしょう。 格安SIMの安さだけで飛びつくと不便を感じることもありますので、 安いワケを理解し、どんな使い方が出来るかを考えた上で購入することをオススメします。