こんにちは
5月21日にPITの母体の中小企業政策研究会にて、
会員の皆様を対象に情報弱者脱出セミナーを行いました。
このセミナーは下記の3パートに分かれています。
1.ITリテラシーを高めよう
ネットで相手に気を使い、自分を守る!
2.自分をITで効率化しよう
使いこなすことで、自分を高めよう!
3.中小企業をITで支援する
売上アップ、業務効率化に貢献できるか!?
ここでは、私が担当した1のパートについて、まとめさせていただきます。
3のパートに関してはすでに
情報弱者脱出セミナー~0521中小企業政策研にて
にまとめておりますので是非、ご一読ください。
ITリテラシーを高めようパートは、ITリテラシーを、
ネチケット(ネットワーク上でのエチケット)とセキュリティの2つの視点で考えました。
内容は、30分ほどのお時間であれもこれもお伝えしたいことを詰め込んでいくのは、
無理があるためフェイスブックとメールそしてスマホ(スマートフォン)を
中心にまとめています。
それではネチケット編から簡単にまとめます。
メールに関して、気を付けなければいけないことは・・・
まあ、みなさんこの辺は毎日気にしているのではないかと思います。
あるアンケートによると、メールを受け取って不快に思うことと、
メールを送ってしまったなと思うことにはギャップが存在しているようです。
ギャップは2つあり、一つは開封確認要求を要求されること、もう一つは重要度の
不適切な設定です。
この2点は、本当に必要かよく考えてから送信ボタンを押した方が
嫌われなくてよさそうですね。
メールの署名は、皆さん入れているかと思います。
署名には連絡先だけではなく、「毎朝、実践的なIT情報をお届けします。」
というような宣伝文句が入っていることも多いかと思います。
Reをかけた時などに、どんんどん>が多くなりさらに・・・
こんな感じになってませんか。どれだけ、売りこみたいんでしょうね。
Reには署名をつけない等の設定はメーラで簡単にできますので、
嫌われないように設定しましょう。
ネチケット編メールのまとめです。
・開封確認・重要フラグは気を付けて
・定型署名で同じ売込みを何回読ませているか考えましょう。
ネチケットに関して、次にフェイスブックを取り上げ考えてみます。
フェイスブックで嫌われそうなストーリを3つ上げます。
タグ付という機能があります。この機能は、
写真にタグをつけるとタグを付けた人のニュースフィードにも
この写真が表示される機能です。
確かに写真を参加者みんなに、配布する手間が省けるので便利な機能かもしれません。
しかし、「相手がこの羽目を外している写真を自分の他の友達には見られたくない。」
と思っていないと言い切れますか。。
後で友達との間で余計なトラブルにならないように、タグを張るときは、
一言断りを入れておきましょう。
それだけで、だいぶトラブルは防げるはずです。
フェイスブックのイベント通知機能も乱発するのはいかがなものかと思ってしまいます。
数名のイベントを開催するために、数百人の人にイベント通知をだす。
ましてやそれを、毎月繰り返す。
そんな友達をあなたはどう思いますか。ちょっとないなーこの人、という感じではないでしょうか。
宣伝もぜっーたいフェイスブックにながすな、とは言いませんが。
やりすぎには注意が必要です。
とくに同じ宣伝を狭い人間関係の中でシェアしあうと。。。
ニュースフィードが同じ内容だらけになってしまいますね。
もうこのシェア見飽きたよ、という感じです。
ネチケット編、フェイスブックのまとめです。
・タグ付はやるなとは言いませんが、相手の立場も考えましょう。
・イベント招待機能は便利です。でも、範囲を絞ってて適切な回数で利用しましょう。
・宣伝目的のシェアは最小限でお願いします。
ここまでが、ネチケット編です。
何か難しいことはありましたか?
そうです、リアルの生活とネットの生活は同じなんです。
リアルの生活でやっているようなちょっとした気遣いを、
ネットでやってあげればいいのです。
次の、セキュリティ編に行く前にちょっとした余興を用意していました。
セミナーでは、時間がなさそうだったので飛ばしてしまいました。。
Google Tool Barはとても便利です。
異なる端末でもGoogleにログインしていれば、
同じ検索履歴が表示されているかと思います。
そこで家のPCでは気を抜いて、
ちょっとエロいキーワードで検索をしていると。。
お客様のまでノートパソコンでプレゼンをするときに事件が!
となってしまいます。
恥ずかしい検索ワードは履歴削除で、証拠隠滅してください。(笑)
そんな余興はさておき、セキュリティ編に入ります。
セキュリティ編もネチケット編同様、メール、フェイスブックが中心です。
そして最後に、スマートフォンについても考えます。
インターネット上にパスワードを入力する機会は多いと思います。
このパスワード、結構簡単に悪意のあるユーザに盗まれてしまうのです。
インターネットメールは便利なのでGmailを使っている方は多いと思います。
このGmailのパスワードが盗まれたらどうなりますか。
簡単にあなたのメールが見れ、悪意のあるユーザがあなたになりすまして、
メールを送信できてしまいます。
Gmailはそのような問題を防止するため2段階認証の仕組みを持っています。
これを是非オンにしましょう。
設定はこちらから簡単にできます。
gmail二段階認証設定
セキュリティを気にするならWebメールをそもそも使うのはどうだろう。
というのもあるのですが、やはり、便利ですよね。
複数の端末でメールを共有できるクラウド型のメールは。
次にセキュリティ編は、フェイスブックについて考えていきます。
フェイスブックに関しては、自分なりの運用ルールを持つことが大切かと思っています。
私は、
1.友達リクエストは実際にお会いし名刺交換した方しか承認していません。
2.その代わり投稿する内容はかなり自由でざっくばらんなことを書いています。
3.公開する範囲はデフォルトで友達限定、友達の友達にすら情報は行きません。
4.写真はフルオープンです(笑)
5.名前での検索は許可し、小学校、中学校時代の同級生からでも検索が可能にしています。
6.プロフィールはフルオープンです。
個人の置かれてる状況によって、
情報公開に対してとれるリスクは異なると思いますので
自分なりの運用ルールを定めて運用していただければと思います。
検定系や、診断系のフェイスブックアプリケーションがよく回ってくるかと思います。
外部から個人情報にアクセスされてしまいますので、安易にそんなアプリは使わない方がよいです。
ついうっかりもう使ってしまった、というかたは、
フェイスブックのアプリの設定のところで削除してください。
あるとき、みしらぬ美女から友達申請が、そうか俺の魅力にひかれて友達申請してきたのか。。。
それともこの前の合コンであった娘だったかな。
ってそんなわけありませんね。
インターネットを利用した美人局のようなものです。
ついうっかり友達申請を承認してしまうと、
ウォールの情報を悪用されてしまうので注意が必要です。
個人情報のリストまでつくられているそうですよ。
怖いですね。
続いてはスマートフォンです。スマートフォンは便利ですね。
私の人生を変えてくれたアイテムの一つです。
大きく分けてアンドロイド系とiPhoneがありますが、
アンドロイド系を使っている方は特に、アプリに注意してください。
アプリの審査がiPhoneにくらべて緩いため、
個人情報を抜き取るアプリが流通している可能性があります。
あまり、知られていないのですが、
スマートフォンにもPC同様のセキュリティソフトがあるので、
導入するとリスクを減らせます。
いくつかセキュリティソフトがあるのですが、
Avastというソフトが、フリーのソフトで
比較的カスタマーレビューが高く使い勝手が良いようです。
iPhoneでは、不正なWebサイトからSmart Surfingが防御してくれます。
私もインストールしてみましたが、あまり動作は重くないですね。
さて、セキュリティ編の最後です。
皆さん家にはもちろん鍵をかけてますよね。
インターネットの世界でも鍵をかけるぐらいの気遣いで、
かなりセキュリティ上のリスクは減らせます。