Googleが検索アルゴリズム刷新
Googleが、「Hummingbird(ハミングバード)」と呼ぶまったく新しい検索アルゴリズムを導入済みであることを設立15周年を祝うイベントのなかで発表したそうです。
Googleの説明では「このアップデートでは自然言語の質問文(単語を並べた検索ではなく)を高速に解析し、それに応じた適切なコンテンツとランクを判断して回答を提供するアルゴリズムが実装されている」とのこと。つまり、今回のアップデートでは、単語で検索するのではなく、文章(しかも話し言葉に近い)で検索をするとユーザーの意図に沿った検索結果が表示されるんです。
「Conversational Search」(会話型検索)と言っているのでどうやらモバイルからの「音声入力キーワード検索」への対応を重視し始めたものと考えられます。また、会話型での検索に重点が置かれるということは、「キーワード」での検索から「意味のある文章」の検索へと性質が変化していくこと。つまり、将来的に特定のキーワードをターゲットにするSEOは意味を失っていく方向性を示しているものと考えられます。
「ハミングバードの特徴」「ハミングバードの成果の実例」鈴木謙一
今回のアップデートがSEOにどのような影響を及ぼすのか?(もう実装されて1か月くらい経つので影響が出ているところもあるらしいのですが・・・w)専門家によっても見解が分かれています。
「現在表示順位等に大きな変動が感じられないなら、近い将来ドラスティックが変化が起きることはないだろう。」滑川海彦
「いままでお金でリンクを買っていたサイトは軒並み低落するのは明白で、逆にコンテンツを重視していたところが浮上します。」永江一石
併せて考えるとキーワード検索での影響はまだ小さいものの、コンテンツ内の文章が充実しているところはちゃんと評価されて「内容のある」コンテンツが上位表示されていくようになっていくイメージでしょうか?ユーザーサイドから見れば歓迎すべき変化であるし、コンテンツを提供する側もキチンとした内容のあるものが検索上位に来るのであれば、モチベーションもぐっと上がりますよね。