こんばんは、PITの松原です。
今回は自転車というアナログでフィジカルな道具とITの関係について記事を書きたいと思います。
自転車はご存知の通り、非常に便利なもので小学生ぐらいの子供から老人まで幅広く使われています。モーターアシストの付いた電動自転車も普及しており、日常生活に欠かせない人が多いのでは無いでしょうか。そんな自転車ですが近年はITとの関係が密接になってきています。
今回は、1.ナビゲーション、2.コミュニティサイクル、3.スマートバイクという3つで自転車とITの関係について説明したいと思います。
1.ナビゲーション、走行ルート記録
まず初めはこちら。ナビゲーション、走行ルート記録の部分でIT化が進んでいます。現在は自転車に専用ハードウェアを取り付けるタイプのものと、スマートフォンのアプリの大きく分けて2タイプに分けられて普及しています。
ハードウェアのタイプはGPSウォッチでも有名なガーミン、パイオニア、ユピテルなどのメーカーが参入していまして地図は当然で勾配を表示したり、心拍数を計測したりできるモデルもあります。
アプリについては地図アプリやGPS機能を使った走行ルートを記録するアプリなどが多数登場しています。Google MapやRuntastic Road Bikeなどが有名です。
ハードウェアタイプのパイオニア、ポタナビの紹介動画を貼り付けておきます。
ちょっと前のガラケーの様な画面ですが必要十分な情報を表示してくれるので使いやすそうです。
2.コミュニティサイクル
最初は自転車を楽しむ人向けのツールでしたが、2つめは自転車を便利に有効活用したい人向けのサービスであるコミュニティサイクル。コミュニティサイクルとは自転車を好きな所で借りて、好きな所で返せるシステムのことで、2007年にパリで普及が始まり、今では全世界に広まっています。日本ではまだまだ実験段階の所が多いですが、複数の自治体で普及に取り組み始めています。
これのどこがITと関係があるかというと、例えば東京都港区の自転車シェアリングでは自転車の予約をWEBで行っています。まずは最初にWEBサイトでID、パスワードを登録します。その後の予約の仕方はこんな感じです。
- 専用サイトにアクセスし、ログインします。
- 自分の借りたい駐輪場を選択し、「自転車を借りる」を選択します。
- すると予約のパスコードが発行されます。
- 予約した駐輪場に行ってパスコードを入力すると、自転車のロックが外れ利用できるようになります。
参考URL:港区自動車シェアリング 借り方・返し方
その他Felicaを使った認証、予約方式があったり、返却時には確認のメールが届いたりとITが利便性に寄与しています。
3.スマートバイク
最後にご紹介するのがスマートバイク。スマートバイクとは自転車をインターネットに接続する機器を搭載して、様々な機能を付加した自転車のことを言います。近年はスタートアップ企業や大手検索サイトの企業など様々な企業が参入してきており今後ブームになりそうな予感です。
その中でも完成度が高いスマートバイクの1つが「COBI」です。現在アメリカのクラウドファンディングで資金調達をしながら市販の準備を進めています。自転車にスマートフォンを装着し、走行状況をモニタに表示したり、ブレーキランプやターンランプの点灯、児童点灯や充電、盗難アラームなど様々な機能を装備したスマートバイクです。
こちらが紹介動画。
これを見ていると欲しくなっちゃいますね!