営業力の強化を目的としたシステムにSFAシステムというものがあります。
SFAとはSales Force Automationの略です。
SFAシステムとは一言で言うと、「サーバー上で顧客情報や営業情報を共有し活用することで営業力を強化するツール」です。
商談の経緯や顧客のニーズ、受注見込などの重要な情報が経営層やマネージャまで回ってこないことが良くあります。
こうした重要な情報の共有化を図ってより営業力を強化しよう、というのがSFAシステムの導入目的の一つです。
では、SFAシステムを導入すれば自動的に営業力が強化されるのでしょうか?
残念ながらシステムにもそんな魔法のような製品はありません。
SFAシステムはあくまでも道具ですので、導入後にしっかりと運用を回す必要があります。
導入成功のポイントとして、導入前に以下の3点をしっかりと確認する必要があります。
○営業戦略や営業・業務上の課題を整理
例えば、訪問顧客の偏り解消や重点訪問先の放置撲滅などの営業の戦略をたてます。
○課題解決となる定性的な目的と定量的な目標を整理
例えば、顧客情報の一元管理を実現や見込案件情報の共有などの定性的な目的と
売上高○○%アップ、新規案件○○件/月の創出などの定量的な目標を設定します。
○早い段階でクリアできる1~3点の目的に絞り込む
たくさんの高い目標を設定するのではなく、低くても良いので早い段階で
達成できる目標を絞り込みます。
低くても一つずつ目標を達成し、新たな目標を設定していくことで、営業力は徐々に強化されていきます。
コツコツとやり続ける事って大切ですね。
購入形態もクラウド型や買取型、SFAを扱っている会社もさまざまですが、
まずは上述した3点をしっかりと整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。