IT中小企業診断士の村上です。
本日は、PIT10月定例会でした。最近のITネタをメンバーみんなで共有する発表会をしています。
今日ご紹介するのは、長田さんの、「Googleはどこへ向かう!?」
日経に、以下の記事が掲載されていました。常にインターネットの技術革新を先導してきたGoogle。
これからどこへ向かうのでしょうか?
グーグルの自己革新 検索される前に情報提示
藤村厚夫・スマートニュース執行役員
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO77571440W4A920C1H56A00/
今まで、検索エンジンは、過去を探していました。
過去の知見、過去のデータ。
この中から、自分の知りたいデータを発見するのが検索という行為でした。
しかし、時代の進化とともに、とくに、スマホが手元にあるようになって、
今を探す検索が増えています。
GPSの今の情報に基づいた、最寄りのレストランを探そう!といったものです。
過去の情報は整理されているものが多いので、多くの情報を整理して掲載しておけば、
利用者はそこから比較しながらじっくり情報を選ぶでしょう。
しかし、今の検索は、あまり情報が出すぎると困ってしまします。
近くのレストランの紹介が100件もあれば、見るのが嫌になってしまいます。
絞り込んで、最適な解を数個だしてくれればいいわけです。
また、過去においては、消費者が行動に移すまでの通過地点であったものが、
いまは、グーグルサイト自体が最終目的地になりつつもあります。
たとえば、「村上春樹」と検索してみます。
そうすると、検索結果の他に、画面の右に必要な情報が表示されます。
「検索エンジン自体がのメディア化している」といえるのではないでしょうか?
検索エンジンのメディア化は、ユーザにとっては嬉しいのではないでしょうか。
検索回数少なく目的のデータに辿り着けるわけですから。
しかし、Google自身はどうでしょうか?
Googleの収益の中心は検索広告です。
たくさん検索してもらって、クリックしてもらうほど、収益が上がります。
そうすると、この流れは、自ら、収益性を下げているのかもしれません。
では、どうするのか?
今の検索で、収益を確保する手段がいるわけです。
それが、GoogleNowなんでしょうか。
スマホでGoogleアプリを立ち上げると、
今必要とする情報(Googleが今必要でしょう?とかんがえる情報)が表示されるわけです。
・駅までの距離
・天気
・近くのお店
・友達の誕生日
etcetc・・・
スマホ、そして、ウェアラブルなコンピューターの普及に伴い、
ますます 今 の検索は必要になるんでしょうね。
ユーザの行動を見越して、どこまで役立つ情報を提供できるかが鍵になるでしょう。
でも、あんまり、ピッタリの情報提供されると、それはそれで気持ちわるい・・・という
可能性もありますが。
◯参考記事
GoogleNowの威力
http://london3.jp/2013/05/googlenow/