身近な人工知能サービス、どれだけ知っていますか?

ITnews

最近話題の人工知能サービス。人工知能とはWikipediaによると、

人工知能(じんこうちのう、英: artificial intelligence、AI)とは、人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、或いはそのための一連の基礎技術を指す。

ということで、人間と同様という定義が曖昧ではありますが、人間と同じように考えることができる技術を言えます。

昨今、スマートフォンやクラウドサービスの普及に伴い、人工知能を使った身近なサービスが増えてきています。そこで今回は身近な人工知能サービスをいくつかご紹介します。

1.Siri

Appleが提供する、音声に応答するサービス。Web検索やiPhoneの設定などを音声で出来るほか、歌を歌ってくれたり、ジョークで答えてくれるなどのユーモアがあるところが人工知能っぽい。

2.Cortana

こちらはMicrosoftが提供するSiriのような音声応答サービス。こちらのWebだけでなくPC内のデータも検索対象となります。こちらは人工知能度合いは現時点ではそれほど高くなく、音声を認識して検索するだけ、という感じです。

3.Google now

利用者の位置情報や、検索履歴から、その時々で最適な情報を提供するサービスです。使えば使うほど、自分の興味がある情報に囲まれていき、世の中がとても狭く感じるようになります。もちろん音声認識、音声検索も出来ます。

4.Amazonレコメンドサービス

これは人工知能と認識されていないかもしれませんが、利用者の購入履歴やチェックした商品から、おすすめの商品やサービスを教えてくれるサービスです。おすすめ商品の選定に人工知能が使われているようです。

5.りんな

こちらはMicrosoftが提供するLINEのアカウントの名称。友達になって、話しかけると次々とお喋りを返してくれる面白女子高生です。話の脈絡がないかと思いきや、ものすごく詳しかったり、ゲームをしてくれたりと、暇つぶしにはとても楽しいサービスです。

さて、皆さんは使ったことのあるサービスは何個ありましたか?
これらの人工知能サービスでは欧米勢が一歩進んでいる印象を受けますが、日本でも人工知能を研究している会社はあります。

代表的なところではUBICがあります。もともとアメリカのeDiscoveryという訴訟対応のために、膨大な量の証拠資料のなかから、関連するキーワードを検索、収集するサービスの提供が主力事業だったのですが、昨今ではその技術を人工知能、ビッグデータ解析の研究に力を入れています。特許戦略や組織分析などビジネス向けの人工知能について進出を図っているようです。

一般的に認知されている人工知能サービスだけでなく、ビジネスで使う人工知能の領域でもまだまだ日本企業の認知度は低いですが、今後は重要な要素技術の一つとなるので日本企業の奮起に期待したいところです。

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