フラットデザインの特徴

ITnews
 Windows8やiOS7で採用されたことで注目が高まり、多くのWebサイトで採用されている手法にフラットデザインがある。

フラットデザインの特徴としては、以下の点が挙げられる。
 ・立体感が無いフラットなデザイン
 ・「見やすや」や「使いやすさ」を追求
 ・シンプルなデザイン(利用者は文字が見やすい、製作者はレイアウトがしやすい)
 ・様々な色を使用していて、見た目が華やかである。
 ・シンプルが故に、デザインが時代遅れに見えにくく、長い期間利用できるデザイン
 フラットデザインの対義語は、「リッチデザイン」である。
リッチデザインはその名前の通り、フラットデザインに比べて凹凸を多く利用している。
フラットデザインは、リッチデザインとの比較においては、あまりに平面的過ぎるために、押すべきボタンやリンクの位置が
分かりにくいという指摘を受ける場合もある。

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 また、リッチデザインに関連するデザインとして、スキューモーフィズムがある。
Wikipediaで検索をしてみると以下のような解説が出てくる。
 「他の物質に似せるために行うデザインや装飾のことで、たとえば、紙製のカレンダーのような外見に似せたカレンダーの
  ソフトウェアのデザインなどがあてはまる。」
スキューモーフィズムは、元来存在するモノに似せてデザインをするため直感的に操作することができ、また、こだわりや
高級感を演出しやすいという特長がある。スマートフォンやタブレットのアプリでも、本やノートなど、使い勝手を従来と
同様にすることにより、利用者は抵抗感無く使用を開始できるというメリットを持っている。
参考までに、スマートフォンやタブレットの登場により、Webページを見る端末が多様化、複雑化している。それぞれの端末や
ブラウザの表示領域に合わせてページレイアウトを調整できる手法として、リキッドレイアウトやレスポンシブWebデザインが
ある。
 フラットデザインが普及してきた背景としては、冒頭で書いたように、MicrosoftやAppleで採用された事が大きいように思う。
また、前述の通り、スマートフォン等の多様な端末でWebデザインを見るためのレスポンシブWebデザインを採用する際にも、
シンプルなフラットデザインを利用していた方が簡単に製作できるというメリットもあり、スマートフォンの爆発的な普及が
フラットデザインを後押ししているとも言えるだろう。
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