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第4のaas、Daasは普及するのか?

こんにちは。PITの松原です。
今回は第4のaasと呼ばれているDaasについてお話したいと思います。
そもそも第4と言ってもこれまでの3つのaasについて言葉を知らない方も多いと思いますので、まずは3つのaasについてご説明します。

第1のaas、Saas (Software as a service)
まず皆さんに一番身近なものとしてSaasが挙げられます。これは普段利用しているGmailやEvernoteといったクラウド上のソフトウェアサービスのことを指します。

第2のaas、Paas (Platform as a service)
PaasはSaasを実行する為の開発環境などを提供するもので、プラットフォームのレンタルサービスのようなものだと考えて良いでしょう。

第3のaas、Iaas (Infrastructure as a service )
仮想サーバのレンタルサービスのようなもので、CPU、ストレージ、OS、メモリなどのインフラを インターネット経由で提供するサービスです。AmazonのAWSが有名です。 Saasの基盤としてPaasで開発環境を、Iaasでインフラを構築している会社も多数あります。

これまで普及してきたこれら3つのaasに続いてやってくると言われているのがDaasです。

第4のaas、Daas (Desktop as a service )
Daasは名前の通り、パソコンのデスクトップをインターネット経由で提供するサービスです。現在のところ個人向けはほとんどなく企業向けのサービスがボチボチ出始めているといった状況です。

Daasの技術はシンクライアントとこれまで呼ばれてきたものの延長線上にあります。シンクライアントはセキュリティや運用管理面でメリットがあるので、一部の大企業では導入が進んでいますが、環境を構築するのに莫大な費用が掛かる為、導入を渋る企業も多いのが実情です。そんな問題に対処して小規模から始められるシンクライアントとしてDaasが着目されています。

最近だとこんなニュースがありました。

パートナーとの協業により月額料金制で提供
デル、中堅中小企業向け総合ITサポートとDaaSを販売開始
http://ascii.jp/elem/000/000/917/917526/

今後は中小企業向けに様々なサービスが現れ少しづつ普及していくのでは、と私は考えています。 その理由としては、次のようなメリットがあるからです。

1.初期コストを抑えられる。
自前でPCを用意しようとすると、初期費用がかかります。
当然Daasを利用するには端末が必要となりますが、CPUやメモリは全てクラウド上のものを利用するので、最低限のスペックを備えた安価な端末を揃えるだけで十分な環境を作ることが出来ます。

2.使った分だけ支払えば良い。
Daasは使った分だけ費用を払えば良いので、開発作業やプロジェクトの様に時期によって働く人が増減するような仕事をする場合は特に効果が大きいです。ただしDaasの利用は最低利用期間が設けられているものが多いので、利用時には注意しましょう。

3.最新のインフラ環境を利用できる。
インターネット経由で利用するデスクトップ環境は最新のOS、ソフトウェアを利用できるので、WindowsXPのサポート切れの際に多くの企業が対策に多大な工数、出費を強いられたような事態は避けることが出来ます。

4.セキュリティ対策が十分に行える。
自社でフィアーウォールの構築、セキュリティパッチの配布、ウィルス対策ソフトのパターン更新などを行おうとすると、環境を作ったり運用したりと手間もお金もかかりますが、これらはDaas側で対策していますので、自前で用意する必要がありません。

このようにメリットも大きく、技術的にも成熟してきていますので今後は発展が期待されます。今後も動向を追っていきたいと思います。

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