情報弱者脱出セミナ〜0521中小企業政策研にて


【中小企業診断士 IT研究会の「PIT」が本ブログは提供しています】

中小企業政策研究会にて、「情報弱者脱出セミナ」を5/21に実施しました。

slide01

情報弱者とは、ITの知識が少ない人のことではありません。
日々情報に接するアンテナ感度が低い人のことを言います。

私は、長年IT企業で勤務していましたが、IT企業にも情弱はたくさんいらっしゃいます。
あるプロジェクトでご一緒したメンバは、プログラムはものすごくできるのに
エクセルは使い方がよくわからず、ひどいドキュメントを作っていました。
開発現場ではエクセルは重要です。設計書などは多くの場合エクセルで書かれている時代でした。
なのに、その彼は、得意のプログラムは勉強しているのに、その当時はまだ新し目だった
エクセル技術については、アンテナが向いておらず、結果、開発メンバとして
ちょっと残念な感じでした。

常に最新動向にアンテナを向けている必要はないですが、
皆が使っているなど普及しつつある情報はしっかり受け止めておきたいものです。

特にコンサルトでアンテナ感度が低いのは致命的とも言えるでしょう。
slide02

さて、本編。

①ITリテラシー、②自分のIT武装化、③中小企業のITによる支援術の3本立てで行いました。
そのうち、③の中小企業のITによる支援術について掲載していきます。
slide03

わたしは、某公的機関で、経営相談員をやっていますが、IT企業出身ということもあり、
私のいる日はIT相談の日になっています。
相談員をやる前は、「企業の業務効率化のためのIT化の相談があるんだろうか?」と
思っていましたが、全くありませんでした。
殆どの場合は、「HPやSNSで売上を上げるにはどうしたらいいの?」という相談でした。
他にも、創業者の方の相談では、「HPってどうやって作ったらいいの?」という
相談が多かったです。

slide04

もちろん、相談する企業の規模によって相談内容は変わってくるでしょうが、
公的機関などの相談では、IT支援とは、システムを作ることではなくて、
売上を上げることだと思って接するくらいがいいのだと思います。

slide05

それでは、最初は、「ホームページは何でつくればいいの?」に対する回答例。
私は相談を受けたときは、相談者さまのITに対する理解度とIT化予算を確認します。
殆どの場合は予算はありませんので、自分で作ることを薦めています。

そのさい、ITが少し苦手な方には みんビズを、
ある程度できそうな方には、WordPressを薦めています。
slide06

Googleトレンドで流行りを確認してみます。
CMSとは、ホームページとブログ機能が一体になった仕組みです。
現在、ほとんどのページがCMSで作られているといってもいいと思います。

その主なCMSをGoogleトレンドで確認してみると、
圧倒的に、Wordpressが流行っているのがわかります。
JoomlaとかMovableTypeはもはや昔のはやりで終わりつつありますね。

slide07

また、なぜ、CMSを使うとかというと、ホームページで集客するには
できればブログ機能があったほうがいいからです。
ブログは一昔前まで、無料のブログAmebaとかFC2とかが使われていました。

しかし、多くの場合無料のブログを使ってもホームページへのアクセス増にはなりませんでした。
ほとんど誘導できないです。
それならば、ホームページとブログは一緒にしたほうが、誘導する手間がなくなります。

2つのサイト(ホームページとブログ)に手をかけて弱者連合になるより、
CMSで1つの強いサイトを作ることを心がけましょう。

slide08

さらに言うと無料のブログは商用利用NGのものが多いです。
特にアメーバブログとか。
趣味でブログをやるぶんにはかまいませんが、
ビジネスとしてブログをやる場合は、アメーバなど無料のブログを使うのはやめましょう。

もちろん、アメーバブログは使っている人が多いので、サイトとしてのSEOが
強いと言われます。しかし、ブログが強くても、ホームページに誘導できなければ
意味は無いでしょう。
そうすると、アメーバブログをカスタマイズして、
ホームページのように見せている人がよくいますが、
それだったら、最初から、ホームページに手をかけたほうが、
 うまくいくのに。。。と残念に思います。(使っている方、ごめんなさい)
  まあ、いずれにしても商用利用は禁止です。
 ビジネスに利用している人は、すぐにでも引越しを考えたほうが賢明でしょう。

slide09

で、ホームページ作成についてのまとめ。
自分で作ってください! といっても、一から全て自分で作る必要はありません。
重要なのは、必要なときに、必要なページをすぐ作成できること!
明日からお店でキャンペーンをすることになった時に、
明日までにホームページを修正できる仕組みの構築を心がけてください。

slide10

さて次は、ホームページをいかに活用するかです。
ホームページには大きく分けて2つの機能があります。
集客する機能 と 問合・成約をとる機能です。

ホームページを何とかしたい人は、つい集客することに目が行きがちです。
でも、そんなのは後でいいです。
集客の前に、まず来てくれたお客様がこのホームページを見て、
問合せや成約に結びつくページなのか確認しましょう。
これができていないの集客するのは、
内装工事中なのに、チラシをまいてお客様が来てしまったようなものです。

きっと2度とは来てくれないでしょう。

slide11

さて、長くなってきて、そろそろ手が疲れてきたので、
具体的な集客や問合せを取る方法は今回は省略します。ごめんなさい。

でも、そんなことをやるより、
まずやって欲しいのはアクセス解析をする体制を整えること。

多くの税理士が企業に入り込んでいるのは、お金等の数字を抑えているからです。
お金に比べると弱いですが、ホームページの数字を抑えることは、
企業の販促の方向性をいつでも提案できるという、強みにつながります。
(継続的支援に繋がる可能性もあるでしょう)

また、コンサルティングのはじめは、現状把握からです。

実際のリアルの店舗では、
お客様が何の狙いで来店されたのか?
お客さまが誰の口コミできたのかを把握するのは大変です。

しかし、ホームページのアクセス解析ができればそれらのことが
わかるのです。
こんな素晴らしいことはありません。

slide12

ではアクセス解析で何をチェックするか。
アクセス解析では、GoogleAnalyticsを使います。
GoogleAnalyticsは高機能で、色んな分析ができますが、
まず見て欲しいのは以下の4つです。

①なにか、普段よりアクセスが多い日がないでしょうか?
②うちのホームページにはどうやってきたのでしょうか?(検索?口コミ?直接?)
③どんなキーワードで検索してきたんでしょうか?
④どこからの口コミ(参照元)できたんでしょうか?

普段よりアクセスが多い人分析して、その原因がわかれば、
それを再現すれば、アクセスは増えます!
ある特定キーワードでの検索が多いのなら、そのキーワードを含む記事を増やしましょう。
ある参照元カラのアクセスが多いのなら、そのサイトとの連携を図って行きましょう。

slide14

また、4つ以外にもいかのような情報が見えます。
どの地域からアクセスされ、どのページをみてどのページで帰ったかです。

いわゆる 動線分析です。

slide17

小売店舗では動線分析は重要です。
コンビニが今の形状になったのも、動線分析を徹底して
行なっているからです。

ホームページでも同じです。動線を分析して、特定のページでお客さまが
返ってしまっているのなら、そのページは見なおしたほうがいいでしょう。

slide18

slide19

ということで、そろそろまとめです。
ホームページの集客は つくるところから、呼ぶところまで自分でやりましょう。
他人に頼んでやってもらってもあまりいいことないです。
 (特に中小企業の場合)

自分の会社がどんなふうに集客スべきか? ホームページでなければ、
自社で考えますよね? ホームページの集客だけ他人に任せるのはありえません。

実際の、自社の営業方針としっかりリンクさせて、
対象となるお客さまを明確にして、そのお客さまがどんなページなら、どんなキーワードなら
来社(来ホームページ)してくれるのかしっかり考えてみてください。

その方針さえ明確ならやることはすぐです。

slide20

例えば私のホームページの場合。
いくつか呼びたいお客さまはいらっしゃますが、今は、商工会議所など公的機関の
方々に、ホームページを見てもらいたいと思っています。

なので、自分の実績のページに、「商工会議所など公的機関での実績ページ」を
別に新しく作りました。そして、商工会議所でのセミナー模様などをブログで2本くらい
記載しました。

それだけで、 「商工会議所 中小企業診断士 IT」の検索キーワードでは、
1ヶ月で、50位から1位になりました。簡単ですね。

問題は、
「商工会議所 中小企業診断士 IT」のキーワードで検索する人がどれくらいいるか。
それはどんどんトライ&エラーで確認していけばいいのです。
(事前に、Adwordsのキーワードツールでのチェックもしましょう)
だめだったら、次はどんな顧客にどんなキーワードで来てもらおうかと、
繰り返していきます。 まさにPDCAです。

slide21

slide22

やるべきことは
自社のマーケティングを見直し、どのお客さまに、どういった商品・サービスを提供するか
考える。それが決まれば。そのキャンペーンサイトをつくる。
コンセプトを明確にするということです。
そして、アクセス解析で効果が出たか計測し、うまく行けば継続、
うまくいかなければ次の施策を実行していきます。

slide23

ということで、本当にまとめ。
中小企業に向けてITを助言するのは、まずはシステム化!ではなくて、
売上を上げるためにITで何をするのかを考える。
ここから始めてみてください。

slide24

最後にコマーシャル。
以下のようなセミナーを商工会議所にて開催していますので
お近くの中小企業者さまがいらっしゃればぜひ紹介してください。 m(_ _)m

slide25

ということで、長文におつき合いありがとうございます。
slide26

(Visited 52 times, 1 visits today)

関連記事

PITとは

実践IT研究会の略称です。
Practical Infomation Technology

中小企業診断士の研究会で、
診断士のIT力アップと、
中小企業のIT化支援の手法を
研究しています。
ページ上部へ戻る